先日、友人と久しぶりにお茶をしたときに「夫の扶養から外れてフルタイムで働くことになったのよ」と言ったのでとても驚いた。彼女の旦那さんは結婚相談所で出会った年上の男性。仕事はお医者さんでフルタイムで働くどころか、専業主婦でも全く問題ない暮らしはできるはずだった。外車を乗り、時計を集めることが趣味だと言っていたのが印象的でお金に困っている様子など全く感じられなかった。しかし、話を聞くと驚きの金銭感覚をしていたのだ。結婚生活が始まると、電気代やガス代、家のローンは僕が払うけど、食費や携帯代や保険代や車の維持費など自分がかかるお金は自分のお給料から払ってほしい。その代わり、毎月貯金は僕のお金からしっかりしていくからと。その時は、貯金をしてくれているなら…とそこまで気にせずに了承したのだった。ところが、結婚後の生活はつけた電気は直ぐ消す、冷蔵庫の中の賞味期限チェック、外食はお金がかかるからもったいない、毎月1回、家計簿の振り返りをさせるなど、とにかくお金には細かくケチだった。結婚当初言っていた貯金は順調に溜まっていたが、その貯金も使わなければ無いと同じこと。彼女が当初婚活する上で、1つ譲れない条件があった。それは年収だった。お見合いは条件ありきの婚活だが、条件ばかりに目を向けていると肝心な人柄を見落としてしまう。特に、年収にこだわる女性はとても多いがお金を持っている男性は、質素な生活をしているし、人のためにお金を使えない人も多い。年収があるというだけで、他のことが見えなくなり、とにかくこの人と結婚をしたい!この人と結婚したら幸せな人生が送れるだろうと思い込んでいくのだ。あるお金をどう使うのか、生活する上で何を大事にするのか、擦り合わせはとても大事なことです。